社会福祉法人に28年間、その殆どを特別養護老人ホームといった大型施設の中で、相談員として従事して参りました。

今でこそ様々な家族関係や、ご利用者の個性をそのまま受け入れる事はできますが、

当初は何故？何故？といった疑問が頭の中を駆け巡っていたように思います。

2000年4月に介護保険がスタートし、高齢者の生活環境は良くも悪くも少しずつ変化しています。

頼りである年金も、見直しの度に減額されながら社会保険料は反対に増額されています。

また、日本型人口分布は逆ピラミッド型であり、女性に至っては平均寿命世界一であります。

寿命が長くなればそれだけ高齢者が増えていく事であり、要介護者も増えていくという意味でもあります。

従って、高齢者の絶対数が増えれば要介護者も増え、行く行くは今以上に施設が必要である事は間違いないと思いますが、

日本の財政の見通しが立たない中でそれぞれの地域で暮らす要介護者を支援するためには

小さな事業所で小回りの利く地域密着型の事業所が今後必要であると痛感し、

株式会社シー・エヌ・エス（care needs support）を設立しました。